ということで、本日は猫のシックスセンス(第六感)について
はじめに、第六感とは
第六感
基本的に五感以外のもので五感を超えるものを指しており 、理屈では説明しがたい鋭くものごとの本質をつかむ心の働きのこと で、一般には人の視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感以外の感知能力をいう 、人以外の動物にみられる視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感以外の感知能力(微弱な電場などの感知能力)を表現することもある
猫(動物)の第六感
動物界には、第六感が本当に存在している、それは「磁覚」と呼ばれる磁場を感じる力だ、例えば、渡り鳥はかなり正確な方向感覚を持っているが、これは彼らが磁場を知覚できるからだと考えられている、英国の動物学者で理学博士「モーリス・バートン」著書の「動物の第六感」では、コウモリによる超音波の利用、ある種の魚による電気感覚の利用など、動物の(超能力)を明らかにしている
歴史的には、古くは紀元前373年のギリシャでの話で犬や猫、ヤギなどの動物がギリシャの都市ヘリケから逃げ出した、その数日後に地震が街を襲ったという報告が残されている、また、昔から猫は、飼い主の帰宅が事前にわかるとか地震を予知するとかとも言われている
猫の地震予知
2011年3月11日、あの東日本大震災の時、実は、震災の2日前に猫たちの行動がおかしくなったと報告されている、これは、神奈川工科大学、工学部機械工学科の矢田直之准教授の20年に渡る「動物達の異常行動による地震予知」研究での話である
この研究は、世界的にも注目されていて、矢田直之准教授の研究室では、保護猫の「ミー」と「カイル」姉妹の首に歩数計を付けて1日の行動を計測するもので、実際に震災2日前には異常によく鳴き、歩数も通常より400~500カウントと極端に多くなったと言っている、一般的に動物の地震予知の原因は「電磁波」が感知できるからだと言われているのだが、矢田直之准教授によると、それよりも本能的な「第六感」だという説が有力視されている
猫の地震予知でよくみられる行動
・しきりに鳴く
・家の中を走り回る
・外に出たがる
・高い所に登る
・家からいなくなる
・飼い主を噛む
などがある
また、科学的な裏付けとしては「セロトニン症候群」を唱える学者も存在する、セロトニン症候群とは、地震が起きる地域上空の電離層の乱れのことである、電磁層とはイオンを含む地球の大気層が電波を反射出来ることを指し地震が近づくと地球の奥深くで歪が生じるために地表付近の空気中に陽イオンが発生、すると脳内のセロトニン濃度が高くなり、めまい、興奮、混乱、不安といった症状を引き起こすのだ、この「セロトニン症候群」の副作用は、地上に住む動物すべてに作用するが、特に影響を受けるのは巣穴で生活する動物であるらしい
猫の死期予知
こんな話がある、アメリカの老人病院、ホスピス病棟でセラピー猫として活躍している「オスカー」は、スタッフや医師たちよりも正確に患者さんの死期を予知するそうだ、オスカーは、決まった病室にいるのではなく自由に病院の中を行き来しているそうなのだが死期が数時間後にせまった患者をみつけると、その患者が亡くなるまでベッドの上に乗り寄り添っているそうである、ある看護師が「余命数時間だろう」と判断した患者のところにオスカーを連れて行ったところ、オスカーはその部屋から飛び出し他所の部屋に駆け込んだ、で、オスカーの駆け込んだ部屋の患者は、まだ大丈夫と思われていた患者だったそうだが、やはり数時間後に亡くなられ、看護師が「余命数時間」と判断した患者さんは持ちこたえたそうだ
まとめ
以上の事から猫(動物)には、第六感(シックスセンス)的なものがあると思われる、今後も引き続きチャップンやゴンゴンの行動をよ~く観察しようと思う