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チャップンらが食べてはいけないもの~

 

チャップン
チャップンは食べてはいけないものを知っている~

 

そんなんあるんかえ~??
ゴンゴン

 

チャップン
ゴンゴンは何でも食べちゃうから気を付けた方がいいよ~

 

わしは拾い食いはせんど...
ゴンゴン

 

チャップン
そこまで言ってない

 

ということで、本日は「猫に食べさせてはいけないもの」のお話

人間にとっては安全な食べ物だとしても猫が食べてはいけないものは少なくない、身近な食べ物の中にも猫が中毒を起こしたり病気の原因となったりするものがあるので猫に食べ物を与える前に人間用に調理された食べ物は猫にとって危険なことが多いと注意した方がいいだろう、また、危険がない食べ物だとしても同じものを大量に与え続けることは猫の健康に良くない、猫の健康のために与える量や与え方も考える必要がある

 

野菜

たまねぎ

玉ねぎに含まれる「有機チオ硫酸化合物」は、赤血球に影響を及ぼして破壊する、赤血球の減少により「溶血性貧血」となり呼吸困難や黄疸、血尿、けいれんなどの症状があらわれる、有機チオ硫酸化合物は調理で加熱しても変化せず注意が必要、個体差はあるが致死量は猫の体重1kgに対して15g~20g程度とされている

 

ネギ

猫にネギを与えると「溶血性貧血」になり食欲不振や血尿などの症状を引き起こす、原因は「有機チオ硫酸化合物」による赤血球の破壊で免疫力の弱い猫が食べたり摂取量が多い場合は死亡する可能性もある、有機チオ硫酸化合物は加熱しても影響は変わらない、致死量は体重1kgの猫の場合15g~20g程度とされているが個体差がある

 

にんにく

ニンニクは適量であれば生でも加熱してでも与えてOKだが食べる量によるので注意が必要、殺菌や抗菌効果、動脈硬化予防などが期待できる、一方で、ネギ科の植物に含まれる「有機チオ硫酸化合物」が赤血球を破壊するため「溶血性貧血」を起こす可能性がある、体重10kgに対して1かけら位なら与えても大丈夫だが個体差や体調の影響もあるので大量に与えることは避け少量ずつ与えよう

 

ニラ

ニラの成分の一つ「アリルプロピルジスルファイド」が赤血球を破壊して「溶血性貧血」の原因になる、この成分は加熱しても変化しない、猫がニラを食べると、貧血、血尿、胃腸障害、アレルギーなどの症状を起こし重度の場合は死に至ることもある、体重1kgに対してニラ15gを超えると致死量とされているが個体差があるため少量でも油断できない

 

らっきょう

ネギ類に含まれる「アリルプロピルジスルファイド」には、赤血球を破壊する作用がありネギ類であるらっきょうも猫は中毒を起こす、赤血球の破壊により「溶血性貧血」や「ハインツ小体性貧血」になると元気がなくなり、食欲不振、ふらつきなどの症状が現れる、加熱しても毒性は消えないため大変危険、少量の摂取でも死に至ることがあるため絶対に与えてはいけない

 

ピーマン

ビタミンAやCが豊富なピーマンは、少量なら加熱して与えても構ない、しかし、ピーマンに含まれる成分「ソラニン」は、摂取量により嘔吐や下痢などを引き起こすことがあるので注意が必要、ソラニンは水に溶けだすのでゆで汁などを与えないようにする、体重50㎏の人間がソラニンを0.15~0.3g摂取すると死亡のリスクがあるとされていので猫には与えない方が安全

 

トマト

トマトは葉や茎、花の部分に「トマチン」という毒素を持っている、主な中毒症状は下痢や痙攣、皮膚のかぶれなどで赤い実の部分は少量であれば与えてもOKだが未熟なトマトや人間用のトマトジュースなどは与えてはいけない、摂取上限は大ぶりなトマトであれば16分の1個、ミニトマトなら1個程度だが個体差があるので少量から様子を見る

 

じゃがいも

じゃがいもは、食物繊維やビタミンC、鉄分などの栄養素が豊富で加熱すれば猫に食べさせても問題ないが皮と芽に「ソラニン」という毒があるので必ず取り除いて与える、ソラニン中毒を起こすと下痢や胃腸炎を起こし最悪の場合は死亡することもある、生は消化に悪いので与えない方が安全で加熱しても大量に与えると消化不良や肥満の原因になる

 

さつまいも

さつまいもには食物繊維やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれ市販のキャットフードに使用されることもある、整腸作用があり多くのビタミンの効能で免疫力アップにも期待できる、ただし、さつまいもに含まれているカリウムは、過不足により高カリウム症や低カリウム症を引き起こすことがある、また、与え過ぎると肥満や消化不良を引き起こすことがあるので少量から様子を見る

 

ナス

ナス科の植物は実以外の部分に「ソラニン」という神経に影響する毒素を持っている、ソラニンの毒は嘔吐や血便、呼吸困難などを引き起こす、実の部分はソラニンを含まないがアクが原因でアレルギー反応を起こすことがある、このアクとは「クロロゲン酸」というポリフェノールの一種で実の部分をごく少量なら大きな影響はないが与えない方が安全

 

ほうれん草

ほうれん草を生で猫に与えると危険、ほうれん草に含まれる「シュウ酸」が体内でカルシウムや鉄と結合して結石を作り「尿路結石」の原因となる、ほうれん草を与える場合は必ずお湯で茹でて水にさらし、シュウ酸を抜いて減らす、食物繊維が豊富で与え過ぎると消化不良を起こすので細かく刻んで少量与える、積極的に与える必要はない

 

水菜

猫に水菜を与えても問題はない、ビタミンや鉄分、水分補給、食物繊維による整腸作用なども期待できる、ビタミンは熱に弱いので生食の方が効果的、しかし、含まれるカルシウムが尿結石の原因にもなるので泌尿器に問題を抱えている猫には与えない方が安全、キャットフードに混ぜる場合は細かく刻んで全体の二割程度くらいまでを目安とし少量から様子を見る

 

菜の花

アブラナ科の植物は甲状腺のヨウ素吸収を阻害するので甲状腺に問題を抱えた猫に与えるのは控える、カリウムや鉄などが豊富で猫が多量に摂取すると「尿結石」につながる可能性がある、食物繊維が多く消化も良くないので下痢や嘔吐を起こす危険もある、健康な猫であれば茹でて刻んで一つまみ程度なら与えても構ないが無理に与える必要はない

 

もやし

食感が良くクセの無いので、もやしを好んで食べる猫もいる、カルシウムや葉酸、ビタミン、カリウム、食物繊維などの栄養も豊富だが常食にすることはお勧めしない、また、一度に大量に与えると下痢や消化不良の原因になる、新鮮で味付けをしていないもやしをおやつ程度に少量与えるなら問題ない

 

豆苗

生の豆苗は「レクチン」という毒素を持っている、豆苗は特に消化が悪く猫が消化不良で下痢や嘔吐を起こすことも考えられる、レクチンは熱に弱く加熱により消化も良くなるので猫に豆苗を与える際は加熱する、豆苗のレクチンは人間にはほとんど問題がないが猫にとっての危険な量はわかっていないので与えるなら加熱したものをごく少量与える

 

とうもろこし

加熱したとうもろこしを猫に与えても問題はないが与える時は注意が必要、消化が悪いので嘔吐や下痢の原因になることがある、塩分が多く薄皮がのどにつまると危険、また、穀物類であるとうもろこしで猫がアレルギー反応を起こすことも考えられる、与える場合は茹でてひげを取り細かく砕く、一回に与える量は一粒二粒くらい

 

たけのこ

たけのこには、猫が中毒を起こす成分は含まれていない、少量なら与えても大丈夫だがカルシウムなどのミネラルが多いので泌尿器系疾患を抱える猫には与えない方が安全、アクと呼ばれる「シュウ酸」は結石の原因にもなる、常食させると「慢性腎不全」「膀胱炎」「尿結石」などを引き起こす可能性があるので食べさせるときは茹でて刻んで少量与える

 

アスパラガス

猫に加熱したアスパラガスを与えても問題ないが、生の場合、葉の部分に中毒物質「アルカロイド」が含まれている、猫はアルカロイドに敏感なので微量でも危険、中毒により嘔吐や痙攣などの症状が現れる、また、生で与えた場合は消化不良を起こす恐れもあるので与える時は茹でて、茹で汁は捨てる、また、猫は野菜の消化が苦手なので与える量は少量にとどめるのが安全

 

果物

ぶどう・マスカット

猫がぶどうやマスカットを食べると中毒により「急性腎不全」を引き起こす可能性がある、最悪の場合死亡することもあり大変危険、ジュースなども与えてはいけない、誤って口にした場合は早急に獣医さんに相談し吐かせるなどの処置をしなければならない、致死量は体重1キロ辺り生のぶどう30g程度とされているが少量でも口にしない方が安全

 

レーズン

猫がレーズンを食べると「急性腎不全」を引き起こす恐れがある、レーズンはぶどうを乾燥させた食べ物なので、まだ理由ははっきりと分かってはいないが、ぶどうと同様の中毒症状を起こすことがわかっている、レーズンそのものはもちろん、レーズンパンやミックスドライフルーツなどレーズンを使った加工食品も与えないように注意が必要、致死量は1kgあたりで10g~30gとされているが、たとえ少量でも与えてはいけない

 

アボガド

アボカドは栄養価の高い果実だがアボカドに含まれている「ペルシン」という成分は猫が摂取すると中毒症状を起こすと言われている、ペルシンがなぜ中毒症状を引き起こすのかは解明されていないがアボカドの種子や葉っぱにもペルシンは多く含まれているため注意する、アボ・ダームなどアボカドを使ったキャットフードもあるが、これは、ペルシンを含まない品種のアボカドを使っているため猫に食べさせても問題ない、猫用のシャンプーにアボカドオイルが使われているケースもあるが、こちらも、アボカド中毒を引き起こす心配はしなくて大丈夫

 

みかん

みかんの果肉や果汁は猫に与えても大丈夫だが皮は与えてはいけない、猫には皮に含まれる「リモネン」という成分を分解する酵素が無いため肝臓に異常を起こす、摂取すると嘔吐や麻痺、皮膚のかぶれなどの症状が現れる、リモネンはハンドクリームなどにも使われるので注意が必要、実の部分を与える場合、薄皮を剥いて一度に2分の1房程度にしておく

 

オレンジ

オレンジもみかんと同様に皮に「リモネン」という成分が含まれている、リモネンは猫の皮膚に触れただけでも悪影響があるため食べさせることはもちろんオレンジに猫を近づけない方が良いだろう、果肉や果汁にはリモネンが含まれていないため与えても大丈夫だが、あまり積極的に与えることはおすすめしない、糖分も高いため与えるにしても1舐め程度が無難

 

レモン

レモンの皮には「リモネン」や「ソラレン」といった猫が中毒症状を起こす成分が含まれている、猫がレモンの皮をかじってしまうと下痢や嘔吐などの症状が出て最悪の場合は死に至ることもある、果肉や果汁は少量であれば食べさせても大丈夫だがレモンの酸っぱい香りや味が苦手な猫が多いため食べてくれないかもしれない、もし、ビタミンCを補うために与えたい場合はレモンそのものではなくレモン汁を食材にかけるなどすると食べやすくなる

 

バナナ

猫がバナナを食べても問題ない、バナナには食物繊維やビタミンも多く含まれ疲労回復効果などが期待できる、ただし、糖尿病で投薬中の猫や腎臓疾患がある猫、高齢の猫などには与えない方が安全、大量に食べるとバナナに含まれる「カリウム」により「カリウム血症」を起こす可能性がある、与える量は厚さ1cmの輪切り程度にして農薬の危険がある皮は避けるようにする

 

さくらんぼ

猫がさくらんぼを食べても危険はないが与える際には注意が必要、食物繊維が多いため食べ過ぎると下痢の原因になる、葉や茎、種の部分には「青酸配糖体」が含まれ摂取すると体内で青酸に変化する、中毒症状により呼吸困難や痙攣を引き起こし命を落とすこともあるので与える時は葉や茎、種を除いた状態で1粒程度与える

 

パイナップル

パイナップルの果肉だけであれば猫に与えても大丈夫、硬い葉っぱや皮は消化不良の原因になるのでかじらないように注意する、パイナップルはビタミンCや食物繊維が豊富で消化を助ける「プロメタリン」も含まれている、与える時は芯や皮を取り除き細かく刻むかミキサーにかけると良い、アレルギーの心配もあるので一日に小さじ一杯程度の量がいいだろう

 

マンゴー

猫にマンゴーを与えることは可能だが注意が必要、マンゴーの果皮部分には「カルドール」「マンゴール」という成分が多く含まれアレルギーを引き起こす原因になる、アレルギーを起こすと腫れや痒み、蕁麻疹や呼吸困難といった症状が現れるので与える際には皮を剥いて少量ずつ毎日与えないようにする

 

パパイヤ

少量だけなら猫にパパイヤ与えることは可能、しかし、パパイヤには「パパイン」という酵素が含まれアレルギーの原因になる可能性がある、猫がアレルギーを発症すると、口内や唇の炎症、呼吸困難になることがある、パパイヤはアレルギーを起こしやすいため猫に食べさせるのは控えた方が良いだろう

 

いちじく

チジク属の木の樹液の中には「フィカイン(フィシン)」 というタンパク質分解酵素が含まれている、猫が摂取すると口の中の粘膜を傷つける可能性があり危険、果肉や皮にも「フラノクマリン」という猫が中毒を起こす有機化合物が含まれ猫が食べると皮膚の炎症を引き起こすこともあるので猫にとっていちじくは危険なので触れたり食べたりしないようにする

 

キュウイ

キュウイは、マタタビの仲間で枝や葉にはマタタビと同じ成分が含まれている、このため、猫が葉などを噛むと酔っぱらったようになる、キュウイの実にはミネラル成分や食物繊維、ビタミンや葉酸などの豊富な栄養素があり猫にとっても栄養価の高い食べ物、特に食べても害はないがアレルギーを起こす猫もいるので最初はごく少量与えるのが良いだろう

 

肉・乳製品

豚肉

生の豚肉には「トキソプラズマ」という寄生虫がいる可能性がある、感染すると下痢や食欲不振、嘔吐や発熱などの症状が見られる、人間にも感染するので猫に生で豚肉を与えることは危険、一方加熱して与えれば貧血予防や疲労回復などの効能があるので与える時は十分加熱して細かくしてあげる、しかし、アレルギーの心配もあるので少量から様子を見る

 

鶏肉

タンパク質や脂質などが豊富な鶏肉は猫にとって栄養満点の食材で胸肉に含まれる「イミダペプチド」は疲労回復効果がある、ただし、アレルギーや腎臓疾患、尿路結石などを抱える猫には制限が必要なので獣医さんへ相談する、生の鶏肉は大腸菌やサルモネラ菌、寄生虫感染の危険性があるため与えはいけない、最初は茹でで細かくしたものを少量から与えてみるのがいいだろう

 

レバー

レバーは少量であれば猫が食べていいものである、鉄分が豊富で貧血予防などの期待が持てる、しかし、与え過ぎると「ビタミンA過剰症」になる危険性がある、ビタミンA過剰症は嘔吐や下痢、骨の変形などを引き起こすためビタミンAが少なめの牛レバーを選ぶと良いだろう、生の状態では寄生虫や細菌感染の恐れがあるので必ず加熱して与える、与える量は少量を週に一回程度

 

牛乳

猫に少量の牛乳を与えても大丈夫、しかし「乳糖」を分解する「ラクターゼ」という酵素が少ない猫は消化不良を起こし下痢などの症状を引き起こす、牛乳に含まれる「シュウ酸カルシウム」で「シュウ酸カルシウム尿結石症」になるリスクもある、個体差はあるが牛乳を無理に飲ませる必要はない、猫用のミルクが販売されているのでそちらを利用する

 

生卵は、サルモネラ菌感染の危険があるので猫に与えてはいけない、また、生の白身に含まれる「アビシン」は猫の必須ビタミン「ビオチン」と結合して体外へ排出される、猫はビオチン不足になると疲労や代謝障害、皮膚トラブルなどを発症する恐れがある、細菌やアビジンは熱に弱いので必ず加熱してから少量与える、また、のどに詰まらせないよう細かくすることも忘れずに

 

チーズ

猫にチーズを与えることは可能だが、あくまでも猫用チーズ、人間用は塩分や脂肪分が多いため猫の体に負担をかけてしまう、牛乳と違って「乳糖」がほとんど入っていないのでお腹を壊す危険性は低い、栄養豊富だがアレルギーや肥満の原因にもなるので与え過ぎには注意しパッケージに記載されている量を守って与える

 

練乳

猫が練乳を舐めるくらいなら大丈夫だが日常的に与えるのは控える、糖分が高く粘り気があるので口の周りの皮膚が炎症を起こしたり虫歯になったりする可能性がある、猫に粉薬を与える時など練乳に混ぜることを勧められる場合があるが薬との相性や乳製品に対するアレルギーなど心配な点も多いので必ず獣医さんに相談したうえで与えるようにする

 

魚介類

青魚

生の青魚に含まれる分解酵素「チアミナーゼ」は、猫が「ビタミンB1欠乏症」を起こす原因、症状は、嘔吐やふらつき、痙攣など、また、内臓に寄生する「アニサキス」も心配、チアミナーゼは加熱すると無害化するが加熱した青魚でも食べ過ぎるとビタミンE不足を招き、猫が「イエローファット(黄色脂肪症)」になる可能性がある、出来れば青魚は避けた方が安全

 

アワビなどに含まれる「ピロフェオホルバイドα」という毒成分は、紫外線により活性化し「光線過敏症」発症リスクを高める、猫が発症すると耳や目の周りなど毛の薄い部分の皮膚に炎症を起こす、ハマグリなどに含まれる「チアミナーゼ」で「ビタミンB1欠乏症」になる危険もある、食べても良い貝もあるが猫には貝を与えない方が安全

 

イカ

生のイカには「チアミナーゼ」というビタミンB1を分解する酵素が含まれてる、人間以上にビタミンB1を必要とする猫が摂取すると「ビタミンB1欠乏症」になり、食欲不振やふらつきなどの症状を起こす危険性がある、加熱によりチアミナーゼの害はほぼ無くなるがイカは消化が悪いので加熱しても猫に与えることはお勧めしない

 

タコ

タコは消化が悪いため猫が食べると消化不良を起こし下痢や嘔吐をする危険がある、生のタコにはビタミンB1を破壊する酵素「チアミナーゼ」が含まれているので絶対に与えてはいけない、ビタミンB1が不足すると「多発神経炎」や「ビタミンB1欠乏症」になる可能性がある、歩行障害や吐き気、昏睡などの症状が現れ、悪化すると死亡することもある

 

エビ

生のエビには「ビタミンB1欠乏症」の原因となる「チアミナーゼ」が含まれている、チアミナーゼは内臓に多く含まれビタミンB1を破壊する、猫が過剰摂取すると下痢や痙攣、起立困難などを引き起こし死に至る場合もあるため危険、加熱によりチアミナーゼは働きを失うが猫に積極的にエビを与える必要はない

 

しらす

カルシウムが豊富なしらすを猫のご飯に加えても特に問題はない、しかし、人間用の釜揚げしらすは塩味が濃いため猫が摂取し続けると腎不全や心疾患を招く危険がある、ミネラルも豊富なため結石も心配、結石ができると尿路結石から尿路閉塞を引き起こすこともあり大変危険である、しらすを与える際は塩抜きして週に一回一つまみ程度を与えるくらい

 

昆布

「ビタミンK」や「グルタミン酸」など猫にとっても重要な栄養素を含む昆布は猫に与えても大丈夫、一方で「ミネラル」が豊富なため過剰に摂取すると「尿路結石」や「腎不全」「甲状腺腫」などを引き起こす可能性があるので与える場合は無塩の物を選ぶ、昆布は消化されにくいので与える際は柔らかく煮て刻んで少量だけあるのがいいだろう

 

わかめ

わかめを猫が食べても問題ない、多く含まれる「ヨウ素」は甲状腺ホルモンの働きを助けてくれる、ただし「甲状腺機能亢進症」の猫には与えてはいけない、成分の一つ「フコダイン」は免疫力をアップし抗がん作用もあるとされている、海藻類は消化に悪いので与える時は柔らかく茹でで刻んだものを少量与える、与える頻度は月に3回程度

 

かつおぶし

好んで食べる猫も多いかつおぶしだが塩分が多いのでお勧め出来ない、猫はかつおぶしに含まれるマグネシウムやカルシウムなどの「ミネラル」を好む、しかし、ミネラルの過剰摂取は結石の原因にもなるので与える量には注意が必要、与えるなら塩分の少ない猫用のかつおぶしをパッケージの指示以下で与える

 

イクラ

市販されているイクラのほとんどは塩漬けや醤油漬けなどの加工がされており非常に塩分濃度が高くなっているため猫にとって危険である、少量食べるくらいならば大丈夫だが食べ過ぎると腎不全などの重篤な病気が発症してしまう恐れがある、また、イクラは鮭の魚卵なので鮭アレルギーを持っている猫がイクラを食べるとアレルギーの症状が出てしまうのでイクラを与えたい場合は量やアレルギーの有無に注意する

 

魚の骨

魚の骨や鳥の骨などは、割れた骨が尖っている、割れた骨は、猫の喉や消化器官内に刺さりやすいので注意が必要、猫に食欲がない、元気がない、猫がヨダレをたらしていたり猫から強い口臭を感じることもある、猫の喉や食道に骨が刺さってしまうことを考えると危ないので猫が欲しがっても与えないようにする

 

豆類

大豆

大豆は、アミノ酸と良質なタンパク質を豊富に含んでいるので猫が食べていいものではあるが、そのまま与えると食物繊維で消化不良を起こし嘔吐や下痢を起こす危険がある、また、大豆で食物アレルギーを発症することもあり発症すると湿疹や呼吸困難、意識障害などの症状が現れる、調理が大変な場合は豆腐などの大豆製品を与えても良いだろう、しかし、与え過ぎには注意が必要

 

ナッツ類

ナッツ類は脂肪分が多く高カロリーである、猫が過剰に摂取すると肥満の原因になるし固いナッツ類を猫が丸のみして窒息する危険もある、猫の症例ではないが犬はマカデミアナッツを食べて嘔吐などの中毒症状を起こすと言われているので猫にとっても危険な可能性があるナッツ類は与えないようにする

 

くるみ

くるみは脂質が全体の70%を占め過剰摂取は肥満に繋がる、食物繊維が多く猫が食べて消化不良の原因にもなる、また、くるみを食べて中毒を起こすケースもあり中毒により痙攣や舌を出して荒く息をする「パンディング」といった症状を起こすことがある、丸ごと飲み込んだ場合は窒息の恐れもあり命を落とすこともあるため猫にはくるみを与えない

 

インゲン豆

インゲン豆は、たんぱく質と炭水化物が主な成分でビタミンKを多く含んでいるのが特徴、ビタミンKは骨を丈夫にする作用がある、他にも、カルシウムやマグネシウムを多く含むので結石による「尿路結石」には注意が必要、豆類は消化が良くないので猫には柔らかく茹でて少量与える、胃腸の弱い猫には与えない方が安心

 

キノコ

しいたけ

加熱したしいたけを猫に与えても問題ない、ビタミンB群やビタミンDを含み、がん予防にも効果が期待できる、ただ、消化が悪いため細かく刻むかペースト状にしてあげる、生のまま与えるとお腹をこわすことがあるので加熱して与える、干ししいたけは柔らかく戻して与えるようにする、与える量は体重3kgの猫に対して1日5g以下程度が良いだろう

 

しめじ

しめじは、安価で栄養が豊富でビタミンCをはじめ、ビタミンD、ビタミンB群、カリウムや、鉄分、食物繊維やアミノ酸などが含まれている、しかし、猫はきのこ類に含まれる繊維を消化する酵素がないので過剰摂取は消化不良の原因になる、ミネラルが原因で結石ができる可能性もある、加熱して少量与えるなら問題ないが無理に与える必要はない

 

エリンギ

エリンギは食物繊維が豊富でナイアシンやビタミンD、免疫力を高めるβ-グルカンも多く含まれている、また、他のキノコに比べて整腸作用のあるオリゴ糖が多いことも特徴、便秘気味の猫には効果が期待できる、茹でて少量与えるなら特に害になることはないが消化が悪いのでペースト状にするなどして様子を見ると良いだろう

 

加工食品

こんにゃく

ペット用のこんにゃくが販売されるなどこんにゃくを猫に与えることは可能、弾力が強く窒息の恐れがあるため細かく切って与える、食物繊維が豊富で消化不良を起こすことも考えられる、カリウムも豊富で過剰摂取すると「高カリウム血症」になる可能性もあるので無理に与える必要はなく与える場合はペット用のこんにゃくを与えた方が安全

 

海苔

海苔には、たんぱく質やミネラル、食物繊維などが多く含まれている、猫におやつ代わりに与えても特に問題は無い、しかし、マグネシウムやリンなどのミネラル摂取量が過剰になることで結石や腎臓病を引き起こす可能性がある「猫泌尿器症候群」や「腎臓病」を抱えた猫が食べないように注意する、健康な猫であれば週2回程度で海苔1枚を食べても大丈夫だが味のついているものは避ける

 

油揚げ

生の大豆は猫が消化不良を起こすため与えることはできないが大豆を加工した油揚げなら猫に食べさせても大丈夫、ただし、油揚げも大豆アレルギーを引き起こす危険性があるので気をつける、また、油揚げは文字通り油で揚げているためカロリーが高い、そのため、与え過ぎには注意する、不安な場合はお湯で油抜きをしてから与えることもできる

 

スパイス

食欲増進などの効能があるスパイスだが猫には刺激が強すぎて危険、内臓に強い刺激を与えるため肝臓や腎臓に悪い影響を及ぼす可能性がある、スパイスの中には、ケシの実などのように中枢神経の麻痺や幻覚を引き起こすものも含まれていることがあるので少量でも胃を痛めたり下痢を起こしたりする、猫が食べないように十分注意する

 

料理

カレー

たとえ少量であっても猫にカレーを与えてはいけない、カレーには猫にとって危険な玉ねぎが含まれていることが多く、また、カレーに使うスパイスは、猫の内臓に強い刺激を与えるため食べさせてはいけない、個体差はあるがカレーの匂いが好きで反応する猫もいるため家庭でカレーを作る場合は猫を近づけさせないように十分注意する

 

レトルトや弁当

コンビニには、人間用のレトルト食品やお弁当が数多く売られているが決して猫に与えてはいけない、猫にとって塩分の高いものばかりなので健康を損ねる、手軽に手に入れることができるものばかりだが、あくまで人間用の食べ物で猫に適した食べ物ではないということをしっかりと理解しておく必要がある

 

ハンバーグ

ハンバーグに必ずといっていいほど使われる野菜がタマネギ、タマネギやネギなどに含まれている「アリプロピルジスフィド」という成分が猫の赤血球を破壊し溶血性貧血を引き起こす、貧血や血尿、嘔吐、下痢、痙攣などの中毒症状を起こし最悪の場合は死に至る場合があり少量でも中毒を起こす恐れがある、 加熱調理をしても毒性が消えることはないためハンバーグなどタマネギやネギがはいっている料理も危険、また、ハンバーグに使用している塩やケチャップ、胡椒、唐辛子などの調味料も胃腸炎を引き起こしたり腎臓に大きな負担をかけてしまう

 

お菓子

チョコレート

チョコレートに含まれるカカオ成分「テオブロミン」は猫が中毒を起こす原因になる、猫は、これらを摂取して中毒を起こすと、下痢や嘔吐、ふらつき、動悸、息切れなどの症状が見られる、猫の場合、テオブロミンの致死量は、体重1Kgあたりで250~500mg程度と言われている、一般のミルクチョコレートに含まれるテオブロミンの量は、100gあたりに155mg程度

 

キシリトール

ガムなどに含まれる「キシリトール」は血糖値を急激に下げる作用があるため猫に与えると危険、体の小さな猫の場合、低血糖を起こして死亡する可能性がある、誤って摂取すると虚脱や痙攣などを起こす恐れがある、ガムなどキシリトール濃度が高い食べ物の場合、1~2kgの猫であれば一粒でも許容範囲オーバーになる

 

飲み物

コーヒー

コーヒーに含まれる「カフェイン」は猫が中毒症状を起こす原因、中枢神経系を刺激し最悪の場合死亡することもある、症状はひきつけ、嘔吐、ふらつきなどの全身症状の他に全身性のうっ血、または出血などがある、内臓機能の低下の恐れもあり大変危険なので猫が口にしないように注意する、致死量は体重1kgあたりカフェイン150mg程度とされている

 

紅茶

紅茶は、猫にとって危険な「シュウ酸」や「カフェイン」といった成分が含まれている、シュウ酸の過剰摂取は「尿路結石」の原因になる、コーヒーほど含有量は多くないがカフェインは痙攣や呼吸困難を引き起こす原因になるので摂取しない方が安全、茶葉の状態ではこれらの成分の含有量が多いので特に気を付ける、カフェインの致死量は体重1kgあたり150mg程度

 

お酒

猫の肝臓はアルコールを分解することができないので決して与えてはいけない、お酒は中枢神経に作用するため体の小さな猫が摂取すると嘔吐や下痢、意識障害、心肺停止など重篤な症状に陥る可能性がる、命が助かっても内臓にダメージが残ることもある、猫の体重1kgあたり5.6mlで致死量とされている、体重3kgであれば大さじスプーン1杯程度、アルコール度数10%の場合は50mlで致死量

 

 

まとめ

猫が食べてはいけないもの

少量でも危険→玉ねぎ、ネギ、ニラ、らっきょう、ナス、チョコレート、コーヒー、紅茶、お酒、貝、ぶどう・マスカット、レーズン、アボガド、ナッツ類、くるみ、キシリトール、スパイス、魚の骨

食べ過ぎると危険→青魚、かつおぶし、昆布、イクラ、にんにく、もやし、チーズ、練乳、さくらんぼ、エリンギ、さつまいも、こんにゃく

与え方に注意が必要→ピーマン、トマト、じゃがいも、ほうれん草、とうもろこし、アスパラガス、みかん、オレンジ、レモン、豚肉、鶏肉、レバー、卵、イカ、タコ、エビ、大豆

持病によっては危険→牛乳、たけのこ、水菜、パイナップル、マンゴー、パパイヤ、バナナ、インゲン豆、わかめ、海苔、しらす

 

 

チャップン
わかったかい、ゴンゴン、何でも拾い食いしてるとお亡くなりになるよ!

 

ん~、気を付けるとしよ~
ゴンゴン

 

てか、拾い食いは、せんと言っておる~
ゴンゴン

 

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