






ということで、本日は猫のストレスの話
猫と人間では全てにおいて感覚が異なる生き物ではあるが、ストレスを感じるという点では同じである、だが、ストレスを感じるポイントは感覚が異なるため、自ずと違ってくるのは当たり前である
猫のストレス5大要素
猫はとても繊細な生き物であるため、人間にとっては些細な出来事でも、猫にとっては一大事である
生活リズムの乱れ
猫には猫の生活のリズムというものがある、飼い主の平日モードと休日モードに合わせて、猫自身のルーティーンがあるのだ、そのルーティーンを壊されることを猫は嫌う、当たり前なのだが、飼い主側に生活リズムの変化があっても、人間の都合で眠っている猫を急に起こしたり抱き上げたりすることは猫にとってストレス以外の何物でもないので、そんな行動をするのは控えるべきだろう
大きな音を立てる
猫は五感の中で聴覚が最も優れていると言われているので音にはとても敏感である、なので、猫が最も驚くのは、突発的に生じる大きな音である、例えば、家のインターホンや飼い主のくしゃみ、急な歓声など、これらは、どれも致し方ない部分ではあるのだが、猫にとっては最悪のストレスになるので故意に驚かせるような音を立てることは控えよう
トイレが汚い
猫は野生の本能が強く外敵から身を守るために「ニオイ」を気にしながら生活している生き物である、故に排泄物など臭うものには特に敏感になる、したがって、汚くて臭いトイレには近寄りもしないのだ、なので飼い主の怠慢で猫のトイレ掃除を怠ってしまうと、それだけで猫がトイレを我慢する機会が増えてしまいストレスとなるので、猫のトイレ掃除はこまめに行うことを心がけよう
同居動物との距離感
猫は他の動物と同居できないわけではないのだが、やはり相性や環境には配慮が必要である、例えば、未去勢のオス猫同士は縄張り意識が強いので上手くいかないことが多いし、高齢猫と子猫も生活のリズムの違いから困難なケースがある、更に、狭い空間にひしめき合って生活していると間違いなくストレスを感じて禿げる、このように、何らかの事情で折り合いがつかない同居動物が居るとギクシャクしてしまい、それがイライラの原因となりストレスを感じてしまうので、飼い主としては、同居動物が多数いる場合は、各々にそれなりの距離感を持たせて生活させてあげる配慮をすべきである
猫らしい生活が出来ない
猫は生粋のハンターである、なので家猫として狩りをする習慣がなくなっても、なお、その本能はDNAに刻まれているため、爪研ぎも狩りに備えた大切な準備である、故にこれらが満たされない環境、いわば猫らしい生活が送れない状況では、ストレスや運動不足の原因になるので、飼い主は、それらを忘れてはならない
猫のストレス解消
猫のストレスは、次のようなことを意識することで解消することが出来る
・安心できる場所(縄張り)を作ってあげる
・無暗に大きい音を出さない
・猫の生活リズムを崩さない
・トイレ掃除はこまめに行う
・楽しく遊ばせる
・爪とぎスペースを多数準備しておく
まとめ
猫のストレス5大要素について、改めて猫は繊細だと感じた飼い主も多いことだろう、猫は言葉で不満を伝えることができない分、イタズラや粗相などのネガティブな行動で訴えてくることもある、だが、頭ごなしに叱ることをせず、ストレスを感じていないか日頃の生活を見つめ直し思い当たる節があれば改善してあげよう


