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ゴンゴンの自由時間とチャップンの分離不安症~

 

 

ゴンゴン
わしは、自分の時間を大切にする猫である~(-。-)y-゜゜゜

 

猫は皆そうだろう~(=゚ω゚)ノ
チャップン

 

ゴンゴン
そんなことはない、チャップンなんて人間にべったりではないか~(゚Д゚)ノ

 

ゴンゴンだってそうじゃないか~(; ・`д・´)
チャップン

 

ゴンゴン
わしは、わしの自由時間というものを持っておる!

 

チャップンだって持ってるもん~(゚Д゚;)
チャップン

 

ゴンゴン
いや、チャップン、あんたは分離不安症やで~(◎_◎;)

 

えっ~Σ(゚Д゚)
チャップン

 

 

ということで、本日は「猫の分離不安症」についての話

 

飼い主と密着しすぎた猫の精神的依存による問題行動は、飼い主にも飼い猫にも良いことは全く何もない、この問題は、単純に猫に愛情を注ぐだけでは解決しない、なので、飼い主との分離を拒む猫の諸症状と、その対策を書きたいと思う

 

分離不安症とは

基本的に猫は群れを成さない動物なので、飼い主への精神的依存は犬の方が顕著に見られるものと把握されていた、ところが、最近マイペース、依存しない、単独行動をするはずの猫が精神的にバランスを崩し、飼い主との分離がストレスになり、問題行動を起こすということが注目されてきた、注がれ続けた飼い主の愛情が、わずかでも注がれなくなると感じ取っただけで猫は分離不安でいっぱいになってしまう、離れたくないという猫の強い思いが常に飼い主の後を追い続けたり、外出しようとする飼い主の足元に絡みついたり、粗相をして引き留めようとしたり様々な行動にあらわれる、これらは、猫の分離不安症の諸症状であるといえる

 

分離不安症の症状

・過剰に鳴く

・自傷行為

・食欲の低下

・粗相

・落ち着きがない

・破壊行動

・嘔吐

・噛みつく

・引っ掻く

 

分離不安症になる原因

猫は通常、パターン化された生活を好む、安定した生活こそ猫にとっての安心なのだ、なので、いつでも一緒にいた飼い主が、環境の変化などによって生活のサイクルが変わるなど、今までの安心が乱された時、猫の不安は最高潮に達する、また、猫は非常に賢く飼い主の行動も言葉も理解していると言われているので、飼い主の言葉を聴き分けるからこそ、飼い主が出かける前に「お利口にしててね」などと言ってしまうと、今から分離するのだということを理解し、不安に煽られ余計に猫は心配するのだ、これまで、猫に注いできた愛情が濃ければ濃いほど、猫は飼い主不在の時間を明確に感じ取るので、甘えん坊な猫だと思いながら何時間でも膝の上に抱き、かわいい、かわいいと、構い続けた結果、猫は飼い主がいない、飼い主が出掛けるというだけで強い不安を抱くようになるのだ

 

分離不安症の改善・治療法

猫を過剰に構わない

飼い主にとって、愛猫を可愛がるのは当然であり、そこに、猫を飼った意味があったとしても猫との距離感については再確認するべきである、猫が鳴けば抱っこする、猫が催促すれば遊ぶ、そのような日々においては、猫の独立心は育たない、猫を飼い主から独立させるためにも、少しずつ接触の時間を減らすなど猫が本来持っていた独立心を回復させるようにする、常に飼い主と寝る場所を共有するなど、本来、野生であった猫が完全な安心感を得てしまったら、その安心感の欠落こそが最大の不安になるのだ、なので、できるだけ猫との距離をつくるためにも構いすぎないことが重要である

 

外出前や外出後に声を掛けない

外出前と帰宅時での差をつけないことも大切である、猫は学習能力が非常に高い動物なので、飼い主が出掛ける用意をしていることも話しかけられた言葉も聞き分け、状況を正確に判断している、なので出掛ける前に「いい子にしててね」という言葉さえも猫の不安状態を再現する切っ掛けになるため、不安状態を思い出させるような言葉は避けるよう心掛ける、猫にとって飼い主が「時々、ふらっと出掛けるけど、しっかり帰ってくる」という存在であることを再認識させ心配無用であることを覚えてもらう必要があるのだ、この認識を定着させることにより分離不安症は解消される

 

安心できる環境を作る

飼い主の不在時に、猫が少しの不安を抱かないように落ち着く場所を作ってあげる必要がある、飼い主が外出したことによって猫は一緒に過ごした居心地の良い空間までも無くなる錯覚に陥り、自分の居場所さえなくなったような気持ちになるらしいので、飼い主が出掛けた後でも「この場所なら安心できる」という場所を用意してあげる

 

多頭飼いにする

分離不安症という、うつ状態に近い諸症状を引き起している可能性のある猫に多頭飼いができるのかという疑問もあるが、この方法も一般的には有効と言われている、しかし、多頭飼いは猫の不安感を軽減する対策方法の1つではあるのだが、多頭飼いから生じるストレスも無いとは言えないので判断は難しいところでもある

 

 

まとめ

近年の猫ブーム到来により、猫と人間との距離も縮まり完全室内飼いが徹底され猫を飼育する環境も整った、しかし、マイペースで気ままであった筈の猫が、いつの間にか快適な生活と飼い主との密着度の高い生活に慣れてしまったことが分離不安症への引き金になってしまったことは否めない、だが、猫自身が「飼い主というものは、頻繁にどこかに出掛けるが、そのうち帰ってくる、心配しなくても大丈夫」と理解できるように少しずつ密着度の高い生活を止め、適度な距離感を保ち、本来、猫固有の独立心を回復させるためにも、過剰さを控え、互いに自立した同居人(猫)であることを目指していくべきだろう

 

 

 

ゴンゴン
分離不安症は怖いんやで~

 

そうね、チャップンも自分の時間を持つように心掛けよう~(=゚ω゚)ノ
チャップン

 

ゴンゴン
頑張りや~( ^^) _U~~

 

うぃ~('◇')ゞ
チャップン

 

 

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