Blog 猫の行動・生態

仲良しチャップンとゴンゴンを合わせると~

 

チャップン
チャップンとゴンゴンは仲良し~

 

え~、そうでもないど...
ゴンゴン

 

チャップン
そんなことないじゃ~ん、今だって一緒に動画見てるし~

 

別に仲が良くなくても動画くらい一緒に見るど...
ゴンゴン

 

チャップン
ゴンゴンは、相変わらずツンデレ猫だね~

 

いや、本当のことを言っているだけなのだが...
ゴンゴン

 

チャップン
てか、ゴンゴン、なんでお顔に黒塗りしてんの~??

 

チャップン
それじゃ、おめめが見えないよ~

 

ぬぬ、初めからこの顔じゃ~!
ゴンゴン

 

ということで、本日はチャップンとゴンゴンの猫種でもあるペルシャ猫系のお話と日本では希少なミヌエットという猫種のお話をしようと思う

 

ペルシャという猫種

ペルシャ猫の特徴

ペルシャは、19世紀後半の世界初の公式キャットショーにも登場した古くからいる猫種で、最大の特徴はそのゴージャスな被毛、全身がフワフワの毛に包まれ、愛嬌のある顔ですが堂々とした風格で気品が漂い、まさに猫の王様である

 

身体的特徴

猫界最高のボリュームといえる長くて分厚い被毛で包まれた優美な猫で、毛質は柔らかく、絹のような手触り、愛嬌のあるぺちゃんこ顔も特徴で目は大きくて丸く、鼻は低めで上向き、猫の中では中型から大型で、ずんぐりとした体型に短くて骨太の足をしている、毛色や模様はさまざまなバリエーションがある

 

性格

おとなしく、ゆったりとした性格で、大人になると活発に動くことも鳴くことも少なくなる、単独で静かに過ごすことが好きで人から大げさにかまわれることや抱っこされることは好まない、でも、自分がそうしたい時は、飼い主さんのひざに座ってそのまま動かないこともある、気分屋な性格は、まさに猫の王道といったところ、ベタベタと接触する関係は好まないが、家族に対しては愛情深く、つかず離れずの絶妙な距離感で寄り添ってくれる

 

歴史

ペルシャは、古くからいる猫種だが、その正確なルーツは定かではない、本当にペルシャ(現イラン)と関係があるのかどうかも不明、わかっていることは、1800年代にアフガニスタン土着の長毛の猫をイギリスで計画的に繁殖して誕生したということだけ、1871年にロンドンで開かれた世界初の公式なキャットショーにも登場した、最初に認められたカラーはホワイト、他に、ブラックやレッドが初期に見られ、1920年代にクリーム、チョコレート、ライラックなどが誕生、その後もさまざまなカラーが開発されている

 

寿命

アニコムの「家庭どうぶつ白書2017」によると、猫全体の平均寿命は14.2歳、ペルシャの平均寿命は13.9歳となっている、その猫がどのくらい生きるのかは、もって生まれた資質や環境などによって変わってくるものなので大切に飼って長寿を目指しましょう~!

 

ペルシャの飼い方

 

チャップン
長毛猫の代表格といえるペルシャは、毎日の丁寧なケアが欠かせない、チャップンたちペルシャと楽しく暮らすための飼い方のポイントは??

 

環境づくり

おとなしい性格のため、遊ぶことや高いところに登って運動するようなことは好まない、歩き回ることで運動してもらえるように、なるべく広い範囲で自由に動けるようにしよう、また、おもちゃも用意して猫の気が向いた時にはしっかり遊べるようにすると良い

豊かな長毛ゆえに抜け毛の量も多くなるので、猫の毛を掃除できていないと猫にも人にもアレルギーの原因になってしまう、毛が絡みやすい絨毯はやめて、フローリングまたはフローリング調のカーペットを敷くなど掃除をしやすい環境づくりを心がける

また、猫が快適な温度で過ごせるように室温の管理に気を配る、夏は空調を使うだけでなくカーテンを閉めて直射日光が入らないようにする、冷たい床の上など猫が心地よい場所に移動できるようにする、猫用の冷却マットを置くなどして熱中症を防ぐ

 

食事

運動量が多くないので肥満に気をつける必要がある、毛が多いので太っているのか痩せているのかわかりづらいのだが、体をチェックしながら食事の量を調整して適切な体重維持を心がける、毛の量が多い猫なので飲み込んだ毛をスムーズに排出できるようにサポートしてくれる「毛玉ケア」フードを選ぶのも良いだろう

 

ケア

ペルシャの豪華な被毛と健康を維持するには、毎日のグルーミングが必須、長い毛をそのままにしておくと、毛玉や皮膚炎の原因になることもあるので、毎日の丁寧なお手入れを習慣にして美しい毛を保つ、あごや胸、お腹は毛玉ができやすいので特に丁寧にする、シャンプーも月1回程度行う、できるだけシャンプーを嫌がらないように子猫のうちから慣らしておくのがベスト!

 

病気

どんな猫種にもかかりやすい病気はあるのだが、ペルシャがかかりやすい病気を知って予防や早期発見に役立てる

 

多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)

腎臓に嚢胞と呼ばれる液体がたまった袋状の構造物が多数できて、腎機能が徐々に低下する病気、ペルシャに多い遺伝性の病気で初期には目立つ症状はないが、進行すると慢性腎臓病と同じ多飲多尿、食欲不振、嘔吐、脱水、貧血といった症状がみられる、根本的な治療法はなく病気が見つかった場合は投薬と食事療法で対処する、日頃から飲水量や尿の量、体調をよく観察し心配なことがあれば動物病院を受診しよう

 

流涙症(りゅうるいしょう)

目と鼻をつなぐ鼻涙管が詰まったり狭くなったりすることで、いつも涙が流れている状態になる、ペルシャのような鼻が短い猫で起こりやすくなってる、命に関わることはないが、目のまわりがいつも濡れていることで皮膚が炎症を起こすこともあるので、涙があふれていたらこまめに拭き取ってあげよう

 

毛球症(もうきゅうしょう)

猫は、自分の体をなめて毛づくろいをするが、その際に毛を飲み込んでしまっている、飲み込んだ毛は通常は排出されるが、飲み込んだ量が多いと胃や腸の中で絡まって毛球になってしまう、これがそのまま留まることで嘔吐や便秘、食欲不振などを起こす

症状が軽い場合は薬を舐めさせて便と一緒に毛玉を排出させるのだが、毛球が消化管の流れを悪くしている場合や完全に詰まらせている場合は、手術をして取り出すこともある、日頃からこまめにブラッシングをして飲み込んでしまう毛の量を減らしてあげることが予防になるので、特に換毛期にはブラッシングの回数を増やして抜けた毛を取り除く、もし食欲不振や何度も吐くといった症状が見られた時は早めに動物病院を受診しよう

 

まとめ

ペルシャは、古くからいる猫種だが、現在も世界中で愛されていて日本での飼育数も少なくない、家族としてお迎えすれば、モフモフの毛並みと愛嬌のある顔、独特の気品、落ち着いた性格でたくさんの癒しを与えてくれるので猫にとって心地よい距離感を保ちつつ、愛情をいっぱい注いで飼い続けていこう

 

ミヌエットという猫種

 

ミヌエットの特徴

ミヌエットは、猫の王様といわれるペルシャ系の猫(ペルシャ、チンチラペルシャ、ヒマラヤン、エキゾチックショートヘア)と、足が短いことで知られるマンチカンのハイブリッドで、1990年代に誕生した新しい猫種である、日本では、まだ珍しい猫で以前は「ナポレオン」と呼ばれていたのだが、2015年に名称が変更されミヌエットになった

 

身体的特徴

ダックスフンドやマンチカンのような短い足が特徴、体型はマンチカンのようにがっしりとしていて毛はペルシャのように柔らかくフワフワ、丸い頭に小さめの耳がちょこんと離れ気味についていて、耳の先端は少し丸みがある、目は大きくて丸く、まるでヌイグルミのような可愛らしい猫、毛色や模様は多種多様、毛の長さは長毛だけでなく短毛の場合もある、マンチカンに足が長い子がいるのと同じく長足のミヌエットも珍しくない

 

性格

ペルシャとマンチカン双方の性格を受け継いだ個性的な猫といわれて、ペルシャのように甘えん坊で、かつマンチカンのように好奇心が旺盛で活動的、人懐っこい性格で知らない人ともすぐに仲良くなれる、基本的に飼い主さんのひざの上に乗ることが好きで家族にちやほやされることも大好き、でも、過剰にまとわりつくことはなく、かまってほしくない時はそっけないという猫ならではの気分屋な面もある

 

歴史

ミヌエットは新しい猫種で交配が始まったのは1996年、その前年の1995年、アメリカのある犬のブリーダーが新聞記事でマンチカンのことを知った、足が短いバセットハウンドのブリーダーだった彼は、足の長いマンチカンが捨てられ保護センターに集まっていることを知り心を痛めた、そこで、足が長く生まれたために捨てられる猫をなくそうと自ら短足の猫を固定することにした、最初にペルシャとマンチカンを交配し、その子猫をヒマラヤンやエキゾチックショートヘアなどペルシャ系の猫と交配してミヌエットが誕生した

その後も交配を続けたが、理想の形に近づけることができず最初のブリーダーは、2006年に育種を断念した、その頃には、ミヌエットの人気は急上昇してアメリカだけでなくヨーロッパやアジアにもブリーダーが広がっていた、その愛くるしい魅力によって今では世界中で愛されている

 

かわええな~

なんなら、チャップンとゴンゴンを掛け合わせて、チャッゴンなる希少な猫種でも出来ないかな~

 

チャップン
出来ません!

 

出来まへん!
ゴンゴン

 

おっ、初めて息が合ったではないか~(=゚ω゚)ノ

 

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