Blog 猫の健康

チャップンとゴンゴンの体について~

 

チャップン
チャップン、最近だるい~

 

なぬ、病気ではないのか~
ゴンゴン

 

こりゃ大変や、大変や、はよ病院に連れてくど~
ゴンゴン

 

チャップン
いやいや、そこまでではないし...

 

チャップン
てか、ゴンゴンどうやってチャップンを病院に連れてくのさ~??

 

はっ!?
ゴンゴン

 

ということで、本日は猫の病気について

猫は、元々の体質や年齢によってかかりやすい病気がある

猫の病気と症状で多いのは、膀胱炎・嘔吐・結膜炎の3種である、これらの病気の疑いがある場合、どんな治療をしてどのくらいのお金がかかるのだろうか~??

 

膀胱炎

猫は、元々、砂漠に住んでいたため水が少なくても生きていけるように、おしっこなど体内の水分を大切に使う生き物で、その体質から膀胱炎を含む泌尿器系の病気によくかかる、膀胱炎の治療は水分補給が重要だが、あまり水を飲みたがらない生き物なので点滴治療を行うこともある、軽度な膀胱炎の場合、尿検査や注射、内服薬の処方で済んだ例もあるが、重度な膀胱炎だと何度も通院し完治まで時間を要する分、多額の費用が必要になることもある

猫の膀胱炎の場合、雄♂猫は特に注意が必要である

猫の雄♂は、ペニスがボールペンの先端程度の太さで尿道がものすごく細い、そのため、膀胱炎により尿中に膿や血餅が出来ることがあり、それらが尿道に詰まる恐れが雌♀よりも高くなる

また、結晶が出来るタイプの膀胱炎では、結晶が尿道の粘膜を傷つけることにより尿道が腫れてしまい尿が出にくくなることもある、違和感からペニスを舐めることも多くその刺激でペニスの先端も腫れてしまい、さらに尿は出にくくなる、膀胱は、尿ではちきれそうなのに排尿できない状態になると急性腎不全を起こし尿中の毒素が身体中にまわってしまう、おしっこの出がちょっと悪いというくらいの気持ちで受診をしたところ、完全に尿道閉塞を起こしていて急性腎不全のため点滴入院となることが多くビックリする飼い主も少なくない

 

症状

主な症状として頻尿になる、残尿感があるので何度もトイレに行くけど尿の量が少ない、排尿姿勢を取ってからおしっこが出るまで時間がかかる場合は、膀胱炎の可能性が高い、また、排尿痛があるためおしっこをするときに痛みを感じて鳴く場合もある、にごった尿をしたり血尿のため赤い尿をしたりすることもある

 

原因

細菌、ストレス、結晶など細菌感染による膀胱炎だが、通常は、感染が起こらないように働く身体のバリア機能がなんらかの原因で衰えてしまっていることが関与していると考えられる、結晶は、結石までには至らない綺麗なキラキラとした砂粒状の物質で、リンやマグネシウム、カルシウムといったミネラルがバランスよく適切に摂取できていない場合や食事の影響で尿が酸性やアルカリ性に傾きすぎていると結晶が形成されやすくなる

 

治療法

いつでも清潔な水が飲めるような環境を整え水分をたくさん摂取して新鮮なおしっこをどんどん作らせることが基本的な治療法、細菌性の場合は抗生剤、炎症が強い場合は消炎剤を処方する、結晶の場合は、おしっこのphをコントロールする薬や処方食が出される

 

費用

軽度な場合

診療・検査(尿検査)・処置(注射)・内服液など通院3日で、9,000円~10,000円くらいはかかる

重度な場合

診察・検査(尿検査、X線検査など)・処置(点滴、注射など)・内服液など通院8日で、75,000円~80,000円くらいはかかる

 

猫の嘔吐

猫は、毛玉をよく吐くので吐いた後、食欲があれば問題はない、しかし、食欲や元気がないときは注意が必要である

猫の嘔吐の原因は、胃腸炎や腎臓・肝臓の病気、さらにはストレスや便秘と様々で治療は原因により変わるのだが、整腸作用のあるサプリメントや吐き気どめなどの内服治療、脱水症状が見られるときは点滴を行うこともある、重度な嘔吐の場合、内視鏡検査が必要になり、またそれに伴う麻酔などの処置を施すことになると治療費が高額になる

胃腸炎かどうかを症状だけで判断するというのは難しいが、食欲不振や毛玉以外の嘔吐・下痢などが見られる場合は、なんらかの消化器疾患があることが疑われる、また、感染症による胃腸炎もある、特に子猫の場合はウイルス性の胃腸炎や、寄生虫による胃腸炎なども原因として考えなくてはならない、あるいは薬品などを誤食してしまい胃腸炎を起こすようなケースもある

胃腸の病気以外で嘔吐が現れる病気は、腎臓や肝臓、膵臓の病気が挙げられる、他には、腫瘍が胃腸を圧迫することで嘔吐する場合がある、急性膵炎などは、腹痛と激しい嘔吐が症状として見られることが多いため症状としては気がつきやすいかもしれない

慢性腎臓病は、少しずつ症状が現れるうえシニア猫に多いため何となく食欲が落ちてきたな、気持ちが悪そうだなと感じても高齢のせいと思ってしまうことが多い、また、腫瘍もある程度大きくなってからではないと症状が出ないこともあるので病院で定期検診を受けておくことをお勧めする

他にも強いストレスを感じて嘔吐などの消化器症状を起こすこともある、子猫を迎え入れたら先住猫が嘔吐をするようになったというケースもある、このようなときは、胃腸の薬などで症状は緩和されるが、少しずつ環境に慣れていってもらうことが重要

ストレスの原因が取り除けなくても病院で吐き気止めを処方してもらえば嘔吐の回数は減る、しかし、根本的な解決にはならないので環境からのケアが大切、また、子猫は特にストレスを感じやすいので注意してあげるべきであろう

 

費用

軽度な場合

診察・検査(血液検査)・処置(点滴)・内服液(7日分程度)など通院1日で、10,000円くらいはかかる

重度な場合

診察・検査(X線検査、内視鏡検査など)・処置(上記検査に伴う麻酔など)・内服液など通院3日、手術1回程度で、100,000円~130,000円くらいはかかる

 

猫の結膜炎

猫は、目の病気にもかかりやすい動物で特によく発症してしまうのが結膜炎で、原因は細菌・ウイルス性のもの、ホコリなどのアレルギー性のもの、まぶたの構造上の問題や角膜炎の影響などである

結膜炎の治療法では、対症療法として炎症を抑える点眼薬や目に塗る軟膏が処方されることが多い原因が細菌・ウイルス性の場合は、それらに応じた抗生剤などの内服治療を行うこともある、重症になると入院が必要になった例もあるので愛猫の目のケアは怠らないようにしたい

 

費用

軽度な場合

診察・検査(スリットランプ検査など)・外用薬(眼軟膏)・内服液など通院1日で、9,000円~10,000円くらいはかかる

重度な場合

診察・処置(注射)・内服液・点眼液など通院11日、入院4日で、80,000円~90,000円くらいはかかる

 

チャップン
これは、やばい!

 

チャップン
早く病院に行かないと、チャップン死んじゃう~

 

いや、見ている限り、それはないど...
ゴンゴン

 

チャップン
どっちだよ~、ゴンゴン~

 

とりあえず、病院には行った方がえぇで~
ゴンゴン

 

チャップン
うぃ~

 

 

 

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